ドラゴン研究家の冒険日誌#3 - スカイリムから溜息を込めて

こんにちは、yousukeVEです。
今回は久々にドラゴナー氏のRP日記第3弾です。
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※この画像は内容とは関係ありません

前回、ドーンスターに流れ着いたドラゴナー氏。
酷い目にあった事もあってか、若干悲観的になりつつも、食事を取り、休息することができました。
と、いう所からスタートです。

※この日記には、アツい戦闘シーンや抱腹絶倒なギャグ、見惚れるようなSSはありません。
基本的にはしょぼくれたイタいおっさんがドラゴンを研究する為にスカイリムをうろつくだけです。
それでもいいという物好きな方は続きからどうぞ。


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カツーン、カツーン…
金属で岩を打つ音が周囲を反響している。
この空間はじめじめとした蒸し暑い空気で満たされ、その中に混じる鉱物と人の汗の臭いがこの上なく気分を不快にさせる。

私は今、ドーンスターの鉱山の中にいる。
ここで、他の鉱夫達に混じってつるはしを振るっているのだ。
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何故こんな事をしているのか?
理由は一つ、金が無いからである。

元々、船が難破したおかげで殆んどの財産を失っていた上に、昨日の散財で完全に無一文になってしまった。

ソリチュードに陸路で向かうにせよ、海路で向かうにせよ、金が必要だ。

一応、私は多少の魔法の心得はあるものの、戦闘経験はまるで無い。
それどころか、口論以外で喧嘩をしたことすら無いのである。
それに加えて私はここに来たばかりで地理にも詳しくない。

こんな私が一人でスカイリムを横断しようとしても、雪の染みになるのがオチであろう。

傭兵か船を雇うには金がなければならない。

という訳で鉱山のオーナーに頼み込んで日雇いで鉱夫の仕事をする事になったのだ。
肉体労働は得意ではないが、生憎この町でできる仕事はこれくらいしか無い。

頑張ってソリチュードへの旅費を稼がねば…
あの街には知り合いも居るので、たどり着けさえすれば何とかなる。

鉱夫「おい、お前!」
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鉱夫「そっちはもういい、これを外に運ぶんだ」

私は頷いて、手押し車を出口に向かって押す。
とても重い。力を込めた足と手がプルプルと震える。

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悪戦苦闘しつつもやっとの思いで鉱石を外へと運び出す。

鉱夫「おう、次が来たか」

鉱夫「後はまかせな」

溶鉱炉で作業していた鉱夫が近づいてきて言う。

ドラゴナー「随分と日が高くなってるな」

息を切らしながら言う。

鉱夫「ははは、鉱山の中にいると感覚が狂うだろう?」

そう言って鉱夫は笑う。
まったくだ…

私は少し伸びをして天を仰ぐ。
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良い天気だ、北国の晴天はとても美しい。
さあ、仕事に戻らないと…






次に私が外に出た時には高く上っていた日も山の向こうへと沈み始めていた。
私は鉱石の乗った台車を溶鉱炉の横に運ぶ。

レイゲルフ「ご苦労さん、今日の作業はこれで終わりだ」
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そう話しかけてきたのはこの鉱山の主のレイゲルフだ。

レイゲルフ「そら、これが今日の報酬だ」

そう言って彼は金貨の入った袋を手渡してきた。
受け取った私は袋の中身を確認する。

ドラゴナー「たったの10セプティム?冗談だろ!?」

レイゲルフ「馬鹿言え、これでも相場より遥かに高いんだ。ありがたく思うんだな」

ドラゴナー「そんな…」

私は深く溜息をつく。
これではいつになったらソリチュードに行けるのやら…






ドラゴナー「ちょっと聞きたい事があるんだが…」
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私は船着場にて船長らしき人物に話しかける。

船長「ん?何か用か?」

ドラゴナー「渡し船をやってるのか?」

船長「そうだ、基本的にはソリチュードまで、人でも荷物でも何でも運ぶよ」

ドラゴナー「そうか…で、料金は?」

船長「50セプティムだ」

ドラゴナー「…えーと、後払いは―」

船長「いや、それは無理な相談だ」

ドラゴナー「わかった、じゃあまた後で頼むよ…」

あれから色々とこのドーンスターという町を調べたが、どうもこの町には私が雇えそうな傭兵はいないらしい。
昨日話したアハカリのキャラバンに同行することも考えたが、どうも彼女のキャラバンはソリチュードには寄らないらしい上に、法外な"護衛料金"を要求されたのでナシだ。
つまり、陸路での移動は絶望的だ。不服ながら海路で行くしかない。

しかし、その海路での移動にも今の私の全財産の5倍掛かるのだ。

ドラゴナー「どうしようか…」

私は歩きながら思考を巡らせる。
このままでは一生この町から出られない。
どうにかしてこの状況を打開しなければ…

ドラゴナー「…」
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鉱山の入り口付近に鉱石を満載した台車が置いてある。
私はその中に一つ、他とは異なる輝きを発する物を見つけた。

ドラゴナー「これは…アメジスト、宝石だ…」

正確にはその原石である。しかもかなり大きい。
これはいくらくらいの価値があるのだろうか?
ふむ…






ドラゴナー「ちょっといいかな、アハカリさん」
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アハカリ「あら、いらっしゃい。何か用かしら?」

私は町の外れのカジートキャラバンに来ている。目的は勿論…

ドラゴナー「これ、いくらで売れる?」

アハカリ「アメジストの原石ね、磨けば良い宝石になりそうだわ」

アハカリ「ちょっと待ってね…」

低賃金でこき使われた事にイラついてた事もあってか、さほど抵抗は無かった。
それに、あんなに無造作に置かれていたのだ、きっと誰も気付いてないのだろう。
と、自分に良い訳をしつつ私は原石をまじまじと見つめる彼女の次の言葉を待つ。

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アハカリ「30セプティムなんてどうかしら?」

ドラゴナー「100セプティム!」

アハカリ「30!」

ドラゴナー「100!」

アハカリ「しかしドラゴナーさん、これは一体何処から持ってきたのかしら~?」

チクリと痛い台詞に怯みかけるが、私は平静を装いつつ答える。

ドラゴナー「鉱山労働の報酬だよ、まったくあのケチ鉱山主め…」

前半は嘘だが後半は本当だ。

アハカリ「ふ~ん…まあ、それは私の気にすることじゃないんだけどぉ~」

彼女は妙に上ずった声で言い放つ。
くそ…ばれてるな…

ドラゴナー「よ、よし、間を取って50にしよう」

アハカリ「OK。取引成立ね」

やはり商売に関しては彼女のほうが上手だった。
それでも一応は渡航費用を捻出することはできたので良しとするか…






ドラゴナー「主人、もう一泊たのむ」
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私はカウンターに10セプティム置きながら言う。

主人「わかった、部屋は昨日と同じでいいな?食事はどうする?」

ドラゴナー「いや、生憎資金が無くてね」

主人「そうか、じゃあ何か必要な物があったら言ってくれ」

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部屋に入った私はベッドに腰掛ける。
肉体労働のおかげで空腹感は頂点に達しているが、食事を買う金銭的余裕は無い。
仕方が無いので道端で摘んできたベリーをかじる。

…う~む…ちょっと酸味が強いな…
まあ、空腹を誤魔化す分には問題ないだろう。

ひとしきり食べた後、そのままベッドに横になって眠りに就く。
疲れていた事もあってか、わりとすんなりと寝られた。






翌朝。
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ドラゴナー「船長さん、ここに50セプティムあるからソリチュードまで乗せていってくれ」

船長「あいよ!今日はあと二人予約があるから、揃うまで待っててくれ」

ドラゴナー「わかった」

そう言って私は船に腰掛ける。ギシッという音と共に船体が少し揺れた。
すると唐突に一昨日の出来事がフラッシュバックしてきた。

ドラゴナー「…こ、これ…沈まないよな…?」

震える声で呟く。

船長「安心しなって、俺はまだ若いがこの辺りの海域の事なら知り尽くしているから、そんなにビビらなくても大丈夫だ」

ドラゴナー「あ、ああ…頼んだよ…」

正直、怖くて仕方なかったが、今の私がソリチュードまで行くにはこの方法しかない。
我慢しなければ…



それから数刻が経ち、残りの乗客を乗せた船はソリチュードに向けて出航する。
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操舵手は手馴れた様子で船を操り、見た感じでは危なげなく運航している。
それでも気が晴れない私は、船が沈まないようにと必死に神に祈るのであった。
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続く。


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コメント

非公開コメント

No title

ドラゴナーさん待ってました

No title

>>※1

コメントありがとうございます。
超遅筆の割にはたいした文章書けてなくて申し訳ないです…。
プロフィール

yousukeVE

Author:yousukeVE
TESV:Skyrimのプレイヤーにて大のドラゴン好きのyousukeVEと申します。
ちなみに読みは「ようすけ」じゃなくて「ゆーすけ」です。
最後の"VE"は別に読まなくていいです。

最近はFallout4に浮気気味。

生態:主な活動時間は午後6時から午前0時前後。(日曜、祝日を除く)

Nexusにて"yousukeve"の名で自作Modをアップロードしてます。

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