ドラゴン研究家の冒険日誌#2 - 最初の町

こんにちは、yousukeVEです。
今回はドラゴン研究家のRP記事です。

前回、乗っていた船が難破してしまい、なんとか助かったものの、さてどうしたものやら…
というところからの始まりです。


ぜえぜえ、と息を切らしながら丘を登ると、その先にはいくつかの建物が建つ風景が広がっていた。
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ドラゴナー「町だ…よかった…」

どうやら、あのアルゴニアンの言っていたことは正しかったらしい。

ドラゴナー「すまない、ここはなんと言う町だ?」
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近くを通りかかった衛兵と思わしき人物に話しかける。

衛兵「ここはドーンスターだ、エルフ」

衛兵は無愛想に答える。
話には聞いていたが、ここの住人の心は土地と同じように冷たい。
私がエルフだからと言うのもあるのだろうか…?
だが今は気後れしている場合ではない。

ドラゴナー「宿屋はどこに?」
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衛兵「あれだ、一番右側の」

ドラゴナー「わかった、教えてくれてありがとう、良い一日を」

衛兵「………フンッ…」

私がそういうと衛兵は不機嫌そうに鼻を鳴らした。
構わずに宿屋へと足を進める。

その道中、大きな建物の前で言い争いの声を聞いた。



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女「やめて、スカルド、戦争の古傷を理由に誰を脅しているのかわかってるの?私達はもう兵士じゃないのよ」

スカルド「お前の仲間のホリックは帝国軍の鎧を着ているが、どういうつもりなんだ?」

ホリック「…」

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女「彼は軍隊が誇りなのよ。帝国軍が私達に忠誠と言うものを教えた。そして私達はドーンスターに忠誠を誓ったの」

スカルド「…覚えとけ、テュリウス将軍に手紙を書いてるのを見つけたら、2人とも処刑してやる」

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帝国とアルドメリ自治領の戦争はここ、スカイリムにも嫌な影を落としている。
すれ違う人々が私に怪訝な目を向けるのも、それが原因なのか、それとももっと根本的な問題なのか…
あるいは今、私の身体にこびり付いている磯の香りのせいか?
そうであってくれたほうが楽なんだが。

…そうだ、宿屋に行く前に着替えを買おう。
周りの人がどう思うかはさて置き、海水が染み込み、ベタベタになってしまったこの服を着続けるのは不快だ。

そう思い、私は周囲を見渡すとカジートの集団が露天を開いているのが見えた。

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カジート「いらっしゃい、カジートキャラバンへようこそ!」

カジートの女性が元気よく笑顔で話しかけてくる。
いわゆる商売用の笑顔なのであることはわかっているが、それでも無愛想にされるのよりは断然いい。

ドラゴナー「服はあるかな?暖かいやつがいい」

カジート「もちろんあるわ、これなんてどう?」

カジート「よく見てみて、この編み目、ほら!よく編みこんであるでしょう?」


彼女は矢継ぎ早に商品のセールスを始める。
だが、私を含め、おそらく多くの人が気になるであろう情報は…

ドラゴナー「いくらだ?」

カジート「5セプティムよ」


何とか予算内に収まりそうだ。

ドラゴナー「わかった、買うよ」

カジート「お買い上げ、ありがとうございます」


買った服をまじまじと見つめつつ、気を良くした私は少し話してみることにした。

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ドラゴナー「良い服だ、私はドラコ・ドラゴナー、君は?」

カジート「アハカリよ、このキャラバンを率いているの」

ドラゴナー「スカイリムで商売だなんて、時期的にも大変だろう?」

アハカリ「そうね…でも私は他に選択肢が無かったからね」

アハカリ「エルスウェーアでもシロディールでも歓迎されなかったからここに来たのよ、リサードは私の経歴について気にしないでいてくれたしね」

アハカリ「ああ、リサードは私達キャラバンのリーダーよ、今は別の場所を回ってるわ」

ドラゴナー「しかし、失礼かもしれないが、見る限りここでもあまり歓迎されてないんじゃないか?」


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アハカリ「その通りよ、私たちのことを泥棒だ、密売人だって言う人が大勢いるのよ、あなたがそんな人じゃなくてよかったわ」

彼女は不満に満ちた顔で語る。

ドラゴナー「どこの世界にもそうやって"レッテル貼り"をする奴は大勢いる。だがカジートが皆、泥棒や密売人ではないように、ハイエルフも皆、高慢ちきで原理主義という訳ではない。個人の性格や思想を国家や人種でひとくくりにしてしまうのは愚かな考えだ」

アハカリ「あら?あなた、意外と頭よさそうなこと言うのね」

ドラゴナー「これでも学者なのでね。いちいち話が長いのも学者の性というべきか…」

アハカリ「ふふふ、でも素敵よ」

ドラゴナー「ありがとう。ところで、私は研究目的でスカイリムに来たのだが―」

ドラゴナー「災難に巻き込まれてね、ソリチュードに行きたいんだが…」

アハカリ「船で行くのが一番手っ取り早いわ」

ドラゴナー「…船か…船には…しばらく乗りたくないな…」


私は思わず顔をしかめる。
もっともな話である。

アハカリ「でも、ドーンスターからソリチュードに向かうには一度南下しなきゃいけないわ、河があるからね」
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彼女は地図を取り出して説明する。

アハカリ「長旅になるわ。それに、今のスカイリムを一人で駆け抜けるのは危険よ」

彼女の言うことも、もっともだ。

ドラゴナー「成る程。わかった、わざわざありがとう、これは礼だ」

私はそう言ってポーチから金貨を一枚取り出して彼女に渡した。

アハカリ「どうもどうも、また何か入用があったら声をかけてね」
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まず、私の身体に必要なのは十分な休息だ。
今後どうするかは一休みしてから考えることにしよう。
私は宿屋へと向かった。

女「ウィンドピークで働いてるんです、是非寄ってみてください」
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宿屋の入り口前に立つ女性がそう声をかけてきた。
私は愛想よく手を振ってそれに応える。
女性は愛想笑いを浮かべながら私が入っていくのを見ていた。

チリリーン、と心地よい鈴の音が宿屋の主人へ来客を告げる。
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全体に広がる暖かな雰囲気に思わずほっと息をつく。
しかし、そんな宿屋の雰囲気には似つかわしくない会話が耳に入ってきた。



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女1「呪いよ、間違いない!この町から逃げ出さなくては」

女2「イルグニール、しっかりして。みんなただの夢よ。エランドゥル、そう言ってあげて」

エランドゥル「あれはただの夢だ。別に不思議なことじゃない」

イルグニール「何度も繰り返し同じ夢を見るの。普通だと思う?不気味でしょうがないのよ!」

宿の主人「落ち着け、イルグニール」

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エランドゥル「みんな、頼む。この悪夢を終わらせる為に、できるだけのことはしよう」

エランドゥル「悪夢の中で皆に願うのは、気持ちを強く持って、聖女マーラを強く信じ続けてほしいということだけだ」

イルグニール「え、ええ…」

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私はそのような会話を尻目に宿屋の主人に話しかけた。
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ドラゴナー「泊まりたいんだが、いくらかな?」

宿の主人「え?ああ、いらっしゃい…え~と、泊まりたいのか?一泊10ゴールドだ」

ドラゴナー「よし、これだけ出すから暖かい食事と飲み物も一緒に頼む」


私はポーチに残った金貨を全てカウンターの上に置いてそう言った。

宿の主人「わかった、部屋はこっちだ」

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主人に案内された部屋は広間から扉もなしに繋がる部屋の角にベッドの置かれたなんとも粗末なものだった。
まあ、10ゴールドごときで贅沢言うのも何なので気にしないようにしよう。

宿の主人「食事を用意するから、しばらく待っててくれ」

主人はそう言って部屋を出て行った。
私はそれから、いそいそと着ていた服を脱ぎ、先ほど購入した服に着替える。
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しばらくベッドの縁に腰掛けていると主人が食事の準備ができたと話しかけてきた。
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私は待ってましたとばかりに立ち上がり、広間へと急ぐ。

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用意されていたメニューは暖かいビーフシチューにパン、ベイクドポテトにスカイリム名物の蜂蜜酒だ。
早速食す、エセリウスの神々に感謝を。

パンを適当な大きさに千切り、シチューに漬して口に運ぶ。
塩の効いた野菜と肉の味が口中に広がり、咀嚼するごとに旨味は深みを増してゆく。
中に入っている野菜のシャキシャキとした触感とたまに混じる牛肉の噛み応えが堪らない。
私は目を瞑り、この幸福を噛み締める。

続いてはポテト。
これはジャガイモを火であぶった単純な料理だが、どうだろう。
真ん中から二つに割ると中の柔らかな部分が湯気と共に顔を覗かせる。
そこに皿の隅に盛ってあった塩をまぶしてかぶりつく。
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最高だ、中のこのほくほくとした感じが絶妙である。

食事も一段落したところで、私は蜂蜜酒に手を付ける。
口の中にじゅわじゅわとした感触と共に広がる蜂蜜の風味、私がこれを飲んだのは初めてだったが、悪くない。
ワインとはまた異なる味わいに舌鼓をうちながら、残った食事を口に運んだ。

そして食事を終え、幸福感に包まれた私は、やがて猛烈な眠気に襲われる。
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酒の酔いも回ってきたので、少しふらつきながらベットへと歩いていく。
そしてベットの上にゆっくりと横になる。
ギシッ、と軋む音が鳴り、毛皮が優しく私を包み込む。

程なくして私は深い眠りへと落ちてゆく…
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続く


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●余談
エランドゥルたちの会話なのですが、バニラの文章そのままだと、翻訳が本当に酷くて、何が言いたいのかよくわかりません。
日本語版のスカイリムにたまにある電波な会話です。
なのでテキストを実際のゲーム中のものから少し改変しています。
翻訳を翻訳しなきゃならないって、どういうことなのよ…
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プロフィール

yousukeVE

Author:yousukeVE
TESV:Skyrimのプレイヤーにて大のドラゴン好きのyousukeVEと申します。
ちなみに読みは「ようすけ」じゃなくて「ゆーすけ」です。
最後の"VE"は別に読まなくていいです。

最近はFallout4に浮気気味。

生態:主な活動時間は午後6時から午前0時前後。(日曜、祝日を除く)

Nexusにて"yousukeve"の名で自作Modをアップロードしてます。

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